アネモネの花言葉は

書中お見舞い申し上げそうろう

8月に突入すると、暑さも右肩上がりのシャトルループ
日中に16kmほど走っただけで、かーるく、極楽浄土が見え隠れですよ

で、最近はお使いのお供と化しているアンカーさんなのですが

負荷をかけるとBBあたりから、きゅぅきゅうと鳴くようになってしまいまして
購入したサイクルショックへ行ったわけですよ

そこは町の小さな自転車屋さんで、ブリヂストンの取り扱い店舗なのだけど
プロ・スポーツバイクショップというわけではなく、販売されているのは主にシティーサイクル、通学用軽快車


アンカーさんを購入したのは2011年4月
走行距離は3千km弱

4年で3千kmはかなり少ない、と思われるでしょうが
すこし長めなライドはカーボンロードのウニョ子さんで、こちらは3年で6千kmと
これまた少ないな


 それは置いといて
BBの修理ついては、早い話が修理不可ということで、乗りつぶすか買い換えろという雰囲気
これが資本主義の成れの果てなの? とか、日本のものづくりの実態なの? とかゴネることもなく

だいたい覚悟は出来ていので、特にショックを受ける事もなく、帰ってガリガリ君でもかじりつつ、がっこうぐらしでも観ようと
していると、年季の入ったMTBに乗った人が来店しました
ディスクブレーキ仕様のMTBにはアンカーの文字が刻まれている

その方曰く、これから江ノ島まで行こうとしていたところ、リアがパンクして走行不能になってしまったとか

タイヤは見事な丸坊主で、ブロックはほとんど残っていない状態
手際よくパンク修理にいそしむ自転車店店主に話しかけるMTB乗りの人

日本のものづくりには魂がこめられている、とか、なにやら熱く語り始めるMTB乗りの人

チューブの穴を塞ぎ終えた店主がおもむろに、タイヤの惨状につっこんでいる
最近、某自転車チェーン店で、整備を受けたときに、タイヤ交換は不要といわれたらしいけど
問答無用で、リアタイヤを交換されていた

なんでも、そのMTBは一度もタイヤ交換をしてなかったらしく、完全にブロックが磨り減ってスリック状態

それもそのはず走行距離は、なんと1万2千kmとのこと
てそれはさすがに無茶でしょう、と

そうしてパンク修理とタイヤ交換が終わり、江ノ島へと旅立ってゆくMTBの人の背中を見送ったのち
なんとも形容しがたい気分で帰ってきたわけなのですが・・。

ディスクブレーキの欠点なんて面白いネタも仕入れる事ができたりしたので、無駄ではなかったんじゃないかなって


え? 欠点が気になるって?

いやまぁ、たいしたことじゃないですよ、ホントホント


しかし、アンカーさんのBB、どうしたもんだろ
工具を買い揃えるより、工賃を払ってもショップで頼めばば安上がりなのでは?
という下心を見透かされてしまったのかもしれませんな。

プーリーがぶっ飛んで、リアディレイラーだけ交換したクラリスを生かすべく
フロント2枚のドロップクロスに改修でも考えてみたりしたらどうだろうか

って、怪しげな沼のほとりに立っているのじゃなかろうか?

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ヤッツケミウイチ

ツール・ド・フランスも決着してしまうと、7月も終わりなんだな、と

7月も静かに過ぎてゆくのかな
そして、はたと思い出すのであった
夏の課題、ミウイチ

昼間のお外は業火のごとくインフェルノな環境なので
まったくもって、走りたくないでござるよ
ガリガリ君でもかじりつつ、シャーロットでも観ていたい気分

ミウイチかー、あー、あぢぃ
ガリガリ君でもかじりつつ、青春x機関銃でもm

トンネル怖いし、R134が狭くて、ドブ板走行を余儀なくされるし
ガリガリ君でもかじりながら、うしおととらでm

だがしかし、7月の課題は7月のうちに片付けないと、次に進めない

てなわけで、狂気じみた日中の日差しをさけるべく深夜のR134を一路逗子マリーナを目指すのだった。

コースはだいたいこんなカンジ

逗子マリーナをスタートしたら、逗子駅を掠めつつ県道24号で横須賀へ
出来るだけ海岸線をなぞるようにグルリする約70km

たったの70kmだし、楽勝だよね
アベレージ20km/hで走れば4時間でいけるはず

早い人なら3時間切れるだろうけど、ご存知の通り
おれっち生粋の真性のリアル貧脚なのです


午前2時前に自宅をスタートして茅ヶ崎経由でR134へ
交通量はすくないが、なんか暴走してるトラックがおりますな
これはドラフティングで引っ張ってもらえそうでなにより
超絶ハイケイデンスが可能な御仁なら10分くらいで片瀬につれてってもらえそう

50分くらい走って、やっとこ逗子マリーナに到着


午前2時57分、逗子マリーナをスタート

制限時間は4時間、ゴールの葉山マリーナに午前6時57分までにたどり着ければ
ミッションコンプリートである

羊羹で補給したら、いざヨコスカをめざすんだぜ

静まり返った逗子の町を県道24号で30分弱で田浦へ
国道16号で南下、3時過ぎのヨコスカはちょいと幻想的と、言えなくも無いが
信号という信号に捕まりまくるので、あまりに進まない、進まなさすぎる
深夜は信号のサイクルが短いのか、はたまた制限速度で走ったらスイスイなのか?

持ち時間4時間のうち、1時間を使い馬堀海岸付近を通過、距離は20km

ミウイチでは貴重なクライムポイント

亜美ちゃん坂を登り切ると見えるガソリンスタンド、その先にあったデイリーストア・フジモト商店にピットイン
だがしかし、午前五時すぎなので店舗は開いていない

ここにはバイクラックが2基設置してあるので、休憩しつつ朝焼けを拝む

持ち時間を2時間使って、やっとこ41km
こりゃ、もうポタペース、まったくTTじゃありませんが
まぁいいや

残り30km弱なので、もう余裕余裕、もはや勝ったも同然とばかりに
登る朝日を拝む事20分ほど・・て、もうやる気無いだろ

フジモト商店を5時22分リスタート

一応TTらしいので、城ヶ島はスルーして三崎港を過ぎたら、即座に北上
三浦の先端まで来たのに、食べたものといえば補給食の羊羹だけときたもんんだ
グルポタとは縁遠い、ストイックな世界なんじゃない?

巡航速度だけはいっぱしのポタペースなんだけど


まだ、1時間38分もあるんだし、余裕余裕
余裕余裕

余裕y
ミスコースしたった、とかやってるうちに、みるみる減ってゆく持ち時間

まだ6時過ぎだというのに市街地に入ると増える交通量
そして信号ストップがじわじわとボディーブローのごとく効いて来る

葉山御用邸前から、狭くくねる県道207号に突入し全力で、めざせ葉山マリーナ

そして・・


ゴール!

リザルト
スタートタイム:午前2時57分23秒
ゴールタイム: 午前6時58分39秒

なんてこったい


ガリガリ君でもかじりつつ、のんのんびよりりぴーとでも観ながらごろごろしてりゃよかったんじゃね?

海の日なのでヤビツン

じめじめした梅雨が明けたみたいなので、レッツヒルクラっ!

もうすっかり夏、千年目の夏ってくらいの、夏
レーニングもサボって、エアコン付けの自他楽な毎日をお過ごしのおれっちなのですが

おいしいコーヒーを入れたいので、ヤビツ峠まで、湧き水(ヤビ汁)を得るべく
午前3時に家を出たのはいいけれど、なんなの? むしむし暑いんですけど
まだ真っ暗なのに、この暑さはいったいぜんたいどういうことなの?

秦野についたころには、気力ゼロ
脚に覇気が感じられない、いつも以上にへにょへにょ、ヘタレアってカンジ

ここのところの猛暑で、すっかりへちょってしまいました
熱中症の恐怖を煽るマスコミのせいってわけでもないのだけど
エアコンフル稼働の室内に一日篭っていた成果
自律神経が、ジリ貧のようですよ

ぼやいていてもヤビ汁は手に入らないので、エナジージェルをちゅぱっていざスタート

普段なら、貸し切り状態のヤビツなのですが、今日は海の日
いつもと様子が違うんです
ガンガンパスされちゃいます、無理して憑いていけるスピードではないので
ヒグラシの奏でなど聴きながら、のんのんクライム

裏ヤビツは涼しいのなんのを通り越して、寒いよ(ガクガク

リアルサドル沼に落ちることなくポチった一品、フィジーク:アンタレス
コイツの調整がてらに70kmほど流して様子を見たのですが
うーん、ちょいと問題が生じてしまいました。
尾股が痛い、これはやってしまったのか?
リアルサドル沼で破綻の悪夢で眠れない熱帯夜なのん?
オートクチュールなら、痛くないのん?

160km程度なら、なんの問題も無かったPROLOGO:NAGO EVO
あれは、お尻に優しかった

アンタレスさんとうまくやって行けるのか、はなはだ心配なのでした。

笹の葉さらさらっ:サドル沼からこんばんわ

じめしめ、しとしと
今日も雨模様ですねぇ

こうも毎日降られると、あちこち湿気てきて、いろいろなものがニョキニョキ生えて
きちゃいそうですよ、カビとかサルマタケとか

どうせ生えてくるなら、うれしいものがいいのにね
たとえば、サドルとか11sコンポ一式とか

巷のブログでは、「こんなの生えてきましたよ」とかのたまってるのを
よく見受けるんだけど、そんな経験まるで無しだよ
いったい全体どうなってるんだよ

カビくらいしか生えてこないのはなぜですか?
おせーて、ねぇねぇおせーて、エライ人


そういえば、今日は短冊にほしいものを書いてつるすと
雨後のタケノコみたいにニョレロンっと生えてくる日でしたね(え?違うの?

今夜は、生えてくるといいなってサドルについて思いをはせちゃうぞ


夏の夜空のごとく、あまたに世にあふれるサドル達のなかから見つけ出さないとならないのですが
いくつかのサドルと出会い、別れを繰り返すうちには
お尻の好みがぼんやりと見えてきたり、走行シチュエーションに合わせることを考えたり


とりあえず、カコイイのを選ぶとこれですかね!

やっぱりPROLOGOのサドルはいいですね
座面横アーチの寸法にバリエーションがあるので
細身から安産型まで、さまざまな骨盤に対応できそうですよ



こやつもなかなか、どうして
攻撃的なオーラーで主張してくることこの上なし

SELLE SMP(セラSMP) ヘル サドル  ホワイトブラック

SELLE SMP(セラSMP) ヘル サドル ホワイトブラック

この、とんがった感じが攻める走りを強要してくるってもんですよ
ちんたら走ったりしたら、股間をつんつんされそう


あとは世界各国のロード乗りが愛用しているコレ
fi'zi:kは、腰部の柔軟性に合わせた3形態を展開していますな

やわらかスネークさん向き


平均的な柔軟度のカメレオンさん向き


フィジーク ALIANTE VERSUS K:iumレール ブラック

フィジーク ALIANTE VERSUS K:iumレール ブラック

ちょっこし硬いブルさん向け

骨盤を前傾させることが出来れば、臀筋群を効率的に動員できるようになるので
推進力の大幅なUPが見込めそう



サドル選びの基準となるのは、使用環境に合わせた座面形状
平地が多く、ポジションを固定しやすい波形状
アップダウンが多いコースレイアウトなら、前後の加重移動が容易なフラット面形状

そして、体と自転車との接点となる部分
骨盤底部にある突起、左右の坐骨結節間距離と座面の横アーチで均等にスタビライズされることで
安定した巡航・ヒルクライムダウンヒルを実現できるわけで

ロードではサドルに体重を預けた乗り方はしないので、股間節の軸をしっかり受けてくれるサドルを
見つけられれば、きっと良いライドへといざなってくれるのではないか、と。

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7月、梅雨の真っ只中:COCOON 繭の記憶

しとしと、じめじめ、毎日雨模様ですね

こんな雨の休日にはいろいろ考えちゃうのですよ
「生きるってなんだろ?」とか「愛ってなんだ?」とか

レイニーブルーにもほどがあるよ
すっかり何かが病んでますねぇ
まぁ、無理も無いなだけど

それにしても決まらない、決められない
ポジションがちっとも決まらないのです

ステム・ハンドル・サドル・クリート位置
そのスベテをきっちり決めるなんて、そんなの無理なんじゃね

とか想いふける今日この頃

そもそも基準がわからない
いじっては走り、走ってはいじる、そんなタスクがエンドレスエイト・・って
まだ7月だよ、縁起でもない、まったく。

そして、原初に立ち返るのです

平地、激坂(最大20%くらいを想定)しての調整を考察してみた結果
二つの接点、サドルと坐骨結節、ハンドルと手
それぞれ均等に加重を最小に出来さえすれば、下肢・体幹・上肢の筋力を集めてペダルに送り込めるはず
これって、自身がフレームの間にすっぽり包まれる感じ?

あえてゆうなれば、繭の記憶というヤツなんじゃなかろうか(?)
と、謎めきながら輝く季節をひたすら待つしかないんじゃないのかねぇ


とりあえずコレだけは言わせてほしい

「あばよ、涙」
 「よろしく、勇気!」

なんのこっちゃ。

箱根旧道にボコられる

2013年7月、まだまだ駆け出しのヒルクライマー(笑)のおれっちは
調子に乗って箱根旧道に挑んだ
そして、完膚なきまでにボコボコにされたのだ

そして確信した

「箱根は今でも地獄だと」

そして、2015年6月
満を持して、ヤツに、この世に体現された地獄に再び挑もうとしていた。

で、またもやボコられちゃったというわけなのです。

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