和田峠、初ヒルクライムでボコられちゃったの巻

数多の初心者ローディの魂を食らい尽くして来たと伝えられる和田峠
げに、オゾマシキその姿が遂に眼前に広がるっ! 広がるぅううう!

連日の豪雨のせいか、峠道のところどころを小川が縦断してゆく
そして周囲の熱を奪い去る

血も凍るような和田の下りが、Myaとウニョ子さんを容赦なく襲う!



…いや、あまりに地味な内容なもんだから
最初くらいは過剰演出で、もりもりっと盛っておかないと、ね。



最低温度は8℃、寒いよ〜 ちべたいよ〜(こんなんばっかり


モフっとした冬ジャージがほしい季節でございますな
激しく後悔しながら小川をいくつも越え
18分ほどのダウンヒルを終えて
たどりついた、スタート地点で迎える危機

クリートをパージして脚を着いた、次の瞬間

「ずもももももっ」
ぎええええええぇえええええっ!(ノ)゚Д゚(ヽ)

左の大腿四頭筋が制御不能

下りでつっただと?!
 和田峠ぇー、一体なにをしやがったぁー

長袖ジャージ+ウインドブレークジャケットで上半身はギリギリセーフ
しかし下半身はというと、夏レーパン+ランニングタイツでは
保温力が不足していたようで、文字通り足をすくわれてしまった

もはやTTどころではない
けれども、降りてしまった以上
上らなければ帰ることもままならず

…もう帰りたいよう。

現在、午前9時過ぎ
ちらほらと峠へと上がって行く登山客を横目に
必死の思いで屈伸したり、全然痛くないふりしたり、悶えたり

なんとか脚の制御を取り戻すことに成功したので
よろっと、上って峠の茶屋を目指す事にする

また吊ったらかなわないので、ゆっくり行くことにしよう
そうしよう


はじめての和田峠、初心者殺しの異名は伊達じゃなかったようだな
だが、まだ終わりじゃないんだぜ

上らないと帰れないのだ
まいったまいった。

サドルを目いっぱい前に出し、ステムは高め
そんなヒルクライム・セッティングで臨んだのだが


そろっとスタート、もはやTTでもなんでもないや


1km地点、つぎつぎと襲い来るブラインドコーナ
無理なショートカットは命取りだ


2km地点、あまり休める場所が無い
回復ダンシングが出来ないと厳しいクライムに


3km手前に現れるヘアピンなワインデング
ぐわっ〜と上ってゆく感じ、こうぐわ〜っと


ゴールは目の前、ラストスプリントっ!!
って、そんな体力は残っておりません

走行タイム25分22秒
2回の足つき(安全確保のため

平均速度8.5km/h
上昇距離349m


あれれ、おっかしいなー、ボコられちゃったよ

 「反省会場」

初心者には難易度が高いといわれた由縁は
その勾配だけでは無いことが解ったような気がする


平日朝だというのに、登山者で賑わってる峠道

ヒルクライムのメッカなので、日曜祭日ともなれば
降りてくる自転車も多いはず

狭く、曲がりくねったレイアウトなので
登山客やクルマや降りてくる自転車とのニアミスも
多発しそうで、蛇行は出来そうにない

ビンディングに慣れていないと、急勾配で立ちゴケしたり
最悪、谷底にまっしぐらなんてことも、無いともいえない

「総括」

回復ダンシングの練習が必修になってきたようなので
ゆるい峠で修行あるのみ。

情報収集と、装備選択を誤ると悲惨な末路をたどるということを
思い知らされた日であった。



平均くんに勝利できる気がぜんぜんしないよ
http://wada-climb.s184.xrea.com/?hill=1
↑平均くんはコチラ




え? ラピュタ坂はどうしたのかって?
・・・え〜とですね


ロードレースの世界では、逃げ切ったヤツが
一番目立って、かっこいいのですよ

尻尾をまいて逃げ出したヤツは最低にかっこ悪いんですけどねっ!