秋、ヤビツん

秋である、秋なのである。

自転車乗りの秋ならば

ろんぐらいだぁすにムラっと来いの
美味いものを求めて走り出すんじゃなかろうかと

だがしかし世は非情なり

中な国より来たりし猛毒微粒子PM2.5や
各種オータムな花粉たちに翻弄されて
息も絶え絶えなわけで。

数年前からこの季節になると咳や呼吸困難に苦しめられて
耳鼻咽喉科にいく事数回

Mya「げふぉっ あの、げふぉっげふぉっ・・」
お医者「・・喘息だね?」
Mya「えー、喘息なの?」
お医者「お薬だしとくね」
Mya「成人の喘息ってヤヴァいんじゃね?」
Mya「最悪、窒息死するって聞いたんだけど」
お医者「心配しなくても人間、死ぬときゃ死ぬから」
Mya「・・ですよね」
両者 「ア〜ハッハッハッ!!」

今日を精一杯生きてゆこうと、なにかに誓ったわけなのん



で、久々のヤビツんですよ
絶好調でも不調でも、どっちうみち息絶え絶えなんだし
峠で息絶えるならば、それも一興
とも思わないけど、あんまりサボってると
衰弱する一方なので、ここは鞭撻療法でヒルクライムなのである

かねてから抱いていた懸念が現実味を帯びて来たような



ヤビツんを50分でしか上れないカラダなんじゃなかろうか、と。

なんかいい感じだった気もするけど
やっぱりキノセイだったようで。

ヤビツんたら、すごくツンなんだからっ

1度や2度で諦めず、通っていれば
きっとそのうちデレる日も来るんじゃなかろうか。





前日より降り続いた雨で、路面は完全あるウエットベース

これはGP4000sと、こないだ交換したジャグワイヤーのブレーキパッドの
ウエット適応能力を試す絶好のチャンスなんじゃないのかな

濡れた路面はグリップの小さいロードバイクにおいては天敵ではあるが
ロングライドの最中、不意の悪天候に対応できなければ
生きては帰れない、というわけで
あんまり無理はしない方向で、裏ヤビツを下ってみた。


外気温は12℃  さむっ、ダウンヒルとかもう無理




ちょいとマジメにブレーキングを再考してみると

フロント:大減速・停止
リア  :小減速・軌道補正

平地で減速、停止する時には、フロントをメインに使い
リアは補助的な意味で、軽く当てる

下りでも、あんまり考えることなくフロント・リアを同時に使っていたが
前重心になりがちで、リアが浮いてしまい、テイルが滑るということを
いく度か経験していたので、ものの本やブログや情報サイトを漁って
見つけた打開策はこんな感じなのん

「フロントよりもリアをわずかに早く引く」

これで事のほか、重心が安定して
サクサクっとコーナーに突入できちゃうということなので、早速

ザブザブっと・・・ありゃりゃ?
裏ヤビツは小川になっていて、さらに進んだら泥沼状態で
15km/hくらいでゆるゆる下って
おしまいなのん。

何しに行ったんだっけか…


陽が差して乾きつつある路面で試行錯誤

リアをこころもち早く握ってみる
  強すぎると、リアがすこし滑る

シューがリムを撫でる感じで握ってみたら
  かすかに後ろに重心が移り、前後のトラクションが向上
  したような気もしないでもない
 
土山峠の下りで、すこし試してみたところ
  フロント基調のブレーキングでは
  リアタイヤが若干暴れ気味だが
  リアを当ててからコーナーに入ると
  両輪が路面に食いつく感じで非常に
  安定感がある

いろいろな強さ・タイミングを比較してみたら
最終的にはこんな感じに落ち着いた

リアを当てたら、即開放しつつフロントを引く

ここから更にリアを強めに当てると、リアのグリップも
生かした急制動も可能になろうかと。


フルブレーキングやコーナーでの緊急回避など
公道では試せないので、マージンたっぷりな走りを
こころ掛けているけれど
出来るだけ多くのケースを試して、突然に危機に
備えたいのん。

GP4000sは濡れてもしっかりグリップして
路面とのフィールもわりとソフト
評判どうりの良いタイヤですよ。

ジャグワイヤーのブレーキシューはというと
ドライでは特に問題無さそう

しかしリムが濡れていると、制動力は極端に低下してしまうが
これはいたし方内のかなと

やむなく水溜りに入ったら、速やかにシューを当ててリムの水を
切っておけば問題ないかと。