この想い、届け、スイスまで

そう、あれは夏の残り香漂う、昨年の10月半ば

自転車にハマった人に蔓延しているという恐ろしい病
ロードバイク欲しい病」の末期症状に耐えかねたワタシは
ついに、いきなり海外通買という手段に訴えてまで
手に入れようとしていました。

そして、CRCでドイツ製カーボンロードをIYHしてしまいました

それが全ての始まりだったのです・・



来る日も来る日も、入荷予定日を確認するのが日課になり

寝ても冷めても、そのことばかり、もう重症です

そんな毎日は過ぎてゆき、ついに入荷予定日まであと数日のところで
予想もしない事態が起きたのでした

もう、なんというか想定外の緊急事態

海外通買なんて殆ど経験した事が無かったので
一体なにが起きたのか、ボルナレフ並に気が動転して
半ばパニック状態に

そう・・納期がひと月延長されていたのです

ここはネット時代の強みを生かして、あちらこちらのサイトで
情報収集をすること数時間・・

まあ、ガイツーではよくあることらしく
この程度でうろたえてるようではロードバイクなんて
永遠に手が届かない

そう、自分に言い聞かせて次の入荷予定日を待つ事に




だがしかし、事態は更に深刻さを増していったのです

なんと、ドイツメーカーの製品が、日本への発送不可に
なっていました。

さすがに、これはもうダメかもとおもい
ダメモトでカスタマーに問い合わせメールを出してみるのでした

CRCは海外のショップでありながら、日本語に対応しているようなので
英語がつたなくても安心なのでした

「あなたの発注は受理されているので、入荷次第送りますねっ」

レスポンスも早く、とりあえず胸をなでおろしたのもつかの間

もうすこしの辛抱だと思っていた日が、ボクにもありましたよ


運命の日は唐突に訪れました

CRCはドイツメーカーの取り扱いを終了してしまったのです
もう入荷の見込みも無く、永遠に終わる事の無い悲しみを背負って生きていくなんて
耐えられないっ! もういやだっ!!

そして、泣く泣くキャンセルをすることになったのでした


別のショップを探せば同じバイクをとり扱ってるショップもあるだろうが

なんだか、手酷くフラレタ気分がして
もう同じバイクを発注する気にはなれませんでした
トータル4ヶ月待ちましたとさ、哀れなり

そして、新たなるのロードバイクを探す旅が始まったのです



熱に浮かれたようにネットの海を彷徨っていると、新たなる輝きを見つけました

それは、イタリアのメーカー「Wilier」のバイクでした

予算をはるかに上回っていましたが、病に冒された上に
前回の失恋(?)の痛手なのか


気がついたらポチッとOKクリックをしてしまった後でした
まったくもって恐ろしい病ですね(皆様、十分注意しましょう)

今度選んだショップはスイスのBellatisportというお店です

なんでも、ここの社長さんは気さくな人で
問い合わせメールのレスも爆即だというので、今度こそは安心感がありました

納期は4週〜6週とのこと

高額商品なので、発送時には追跡IDが発行されるというので
発送メールを待つ日々が始まりました。


そして待つ事一ヶ月・・・
発注翌日に来た、受諾メール以外 まるで音沙汰無し


むむむ、なんだか嫌な予感しかしないんですけど ´ □ `;

これはもしやと、問い合わせのメールを出してみましたが
何日待っても、レスポンス無し

話が違うよー 聞いてないよー 。゜(゚´Д`゚)゜。

またもや前回の悲劇が脳裏をかすめて行くのです
もう走馬灯のようにめくるめく、ぐるぐると

もはや妄想は際限なく脳内を埋め尽くしてゆくのでした


自転車の神様はワタシが嫌いなんじゃないかと

自転車の神様「オマエはロードバイク禁止ッ!死ぬまで禁止っ!!」

これは某国の陰謀なんじゃないの?

某国長官「Myaにロードバイクを与えてはイカーン!!」
    「絶対に阻止するのだっ!」


この切ない想い、届けー! スイスに届けぇぇぇー!!
            神様仏様〜〜〜〜 もう何でもいいからぁぁぁぁ〜〜〜
と、そんな、いろいろと可愛そうなワタクシめを哀れに思ったどうかは知らないけれど


37日目の午後のことです
ついについに届いた



長くて詰まらないテキストを最後まで読んでいただいて本当ににありがとうございます
つい嬉しくて、個人的なことを叫んでしましました。