夏の青い影のもと ちいさな印画紙に切り出された粒、あるいは波 乾いた喉を潤すために走った僅かな距離 あの夏が、和らぐころ ひぐらしの声に立秋を確かめるべきか 不明瞭な像、ここに確かめるべき何かがあるというのか 茜の色が連想させるものは 夕闇に解け…
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